
ヘッドライトクリア塗装の次世代バージョンとして、ヘッドライトアクリル樹脂コーティングを正式リリース致しました。
内容
愛車のヘッドライト、曇っていませんか?

車のヘッドライトは、1990年代からガラス製からポリカーボネート製(樹脂製)へと徐々に変わってきました。
それは軽量化によって燃費の向上や、コストを安く抑えるために、また事故発生時に破片が飛散しないようにして安全性を上げるためでした。
しかしポリカーボネードのクリアレンズは、メリットも多い反面、様々な原因によって4・5年もすると徐々に曇りや黄ばみが生じるというデメリットがあります。
(ヘッドライトがまだ黄ばんでいない方は、プロテクションフィルムでヘッドライトを保護することをオススメします。)
ヘッドライトが黄ばむ原因
ヘッドライトが黄ばむ原因にはどのようなものがあるでしょうか?
主に4つの原因があります。
・紫外線

ポリカーボネートは耐衝撃性・透明性に優れているのですが、太陽光(紫外線)には弱いという弱点があります。
車のボディ同様、むき出しのヘッドライトもずっと紫外線を浴びるので、外に出しておく時間に比例して黄ばんでいきます。
・熱

ポリカーボネートは耐熱温度が120℃~130℃で、樹脂の中では高めの耐性を持っています。
しかし耐えられる温度であっても、高温は樹脂にとってよくありません。
レンズカバーの裏にあるライトバルブ(電球)が使用中高温になるため、その熱がヘッドライトに伝わり、じわじわと劣化させ黄ばみの原因になります。
・傷

車で使用されているパーツ全てに言えますが傷がつくことは劣化の原因の1つです。
ヘッドライトはフロントにあるため、とくに傷がつきやすい部分です。
最初は小さな傷であっても、劣化によって徐々に傷が大きくなります。そこに汚れが入り、黄ばみを促進させます。
・ヘッドライトの被膜の劣化

ヘッドライトは紫外線などによる攻撃にさらされているため、事前に保護層としてハードコートが塗装されています。
しかしこのハードコートも劣化してゆき、その過程でヘッドライトが黄ばんでいきます。
このように様々な原因によりヘッドライトは劣化してゆきます。
黄ばみによるデメリット
ヘッドライトが黄ばむ・劣化することでどんなデメリットがあるでしょうか?
・車の美しさが損なわれる


こちらはヘッドライトコーティングでご入庫いただいた時の、ポルシェ911のヘッドライトです。
911シリーズはポルシェを代表するデザイン性の優れた車の1つでありますが、ご覧のようにヘッドライト・ポジションランプが黄ばみとシミで車の輝きが損なわれてしまっています。
このようにどんな高級車でも、またどれだけボディが綺麗でもヘッドライトが曇っていると、車の印象が古く感じるようになり美しさが損なわれます。
・ヘッドライトがひび割れてしまう
原因の1つにも取り上げましたが、ヘッドライトは傷がつきやすいパーツで、それが黄ばみの原因となります。
もし傷が原因の黄ばみを放置していると、その傷が拡大していったり、また紫外線の影響でヘッドライトの表面に細かなひび割れが発生しやすくなります。
そのひび割れにより黄ばみが内部まで入り込んでしまうと、交換する以外に黄ばみを消す方法がなくなります。
・夜間走行での危険

ヘッドライトが曇っていると夜間走行が危なくなります。
夜間にライトを点灯しても曇りガラスを通して照射することになるので、光量不足の危険な状態で運転しなければなりません。
危険な状態になってしまうため、光量不足は車検でも悪影響がでます。
・車検が通らなくなる可能性が上がる

さきほども触れたように、ヘッドライトは安全に夜間に走行するための重要なパーツです。
ですのでヘッドライトなどの灯火類には、法律で細かい規定がなされており一定の光量を出せることが求められています。
数年前にヘッドライトの検査規準が厳しくなったので、曇っていると車検を通らない可能性が高くなっています。
これまでの黄ばみ除去の方法
このようにヘッドライトが黄ばんだまま・曇ったままであることにはデメリットがあります。
ではこのデメリットを除去するために、どんな方法があるでしょうか?
ヘッドライトの交換とヘッドライトの研磨

以前はヘッドライトそのものを交換するか、黄ばんだレンズを研磨するしかありませんでした。
しかし交換になると片側でも数万円はかかってしまい、大きな買い物になりました。
ヘッドライトの研磨は交換に比べると安価でそれほど難しくはなく、とりあえず研磨すれば一旦はクリアなレンズになります。
しかし問題があり、研磨により保護層であったハードコートを失ってしまいます。
ヘッドライトは大変デリケートな素材でできているので、ハードコートがなくなると外的要因でヘッドライトがすぐに傷んで、くすんでしまいます。
CARHEARTではすぐにくすまないように、ハードコートの代わりにコーティング剤を塗って保護するようになりました。
ところがこちらも施工後短期間でレンズが元のようにくすんでしまいました。
ヘッドライトクリア塗装

しかし長年の試行錯誤により施工後、輝きが長期間維持できるように「ヘッドライトクリア塗装」を編み出しました。
カー用品店やガソリンスタンドの類似品では半年や3か月でまたくすんだ状態に戻ることがほとんどですが、CARHEARTでは3年間透明を維持する専用コート剤とボディコーティング剤のGENESISコーティングの二重構造でヘッドライトを保護する手法にたどり着きました。
研磨で劣化したハードコートを磨き落とし、丁寧な研磨で透明感を復元させ、耐久性に優れたコーティング剤を2重にコーティングするヘッドライトクリア塗装は、多くのお客様にご愛顧頂きました。
ヘッドライトアクリル樹脂コーティング
そして今回新たに、ヘッドライトクリア塗装の次世代バージョンとしてヘッドライトアクリル樹脂コーティングを導入いたしました。
何種類かテストしてきた中でも、格段に性能が良いヘッドライト専用コーティング剤です。

施工前の画像です。

施工後の画像です。
ヘッドライトアクリル樹脂コーティングには、クリア塗装にはないメリットがあります。
黄ばんだ保護層を落としたあと、その名の通り、ヘッドライトにアクリル樹脂が主成分のコーティング剤を塗ります。
このアクリル樹脂はヘッドライトのポリカーボネートよりも耐候性に優れ、傷にも強い特性を持ちます。
また日光による劣化がほとんどありませんので効果は5年は持つとメーカーは推奨しています。
施工時間もクリア塗装の一泊二日に対して、アクリル樹脂コーティングは5時間で施工を完了できます。
さらにクリア塗装は施工費が40000円でしたが、アクリル樹脂コーティングは25000円まで抑えることができました。
このようにヘッドライトアクリル樹脂コーティングにはたくさんのメリットがあります。どうぞご利用ください。
施工の流れ
こちらはヘッドライトクリア塗装の場合ですが、施工の過程はほとんど変わっていません。
PEUGEOT 307
施工前
10年以上経ったPeugeot 307です。ヘッドライトが曇っています。

アップにすると曇り具合がよくわかります。
実写ではかなり傷んでいて、透明感が無くなっていました。
バンパーの劣化からその過酷な環境がわかります。

ではこのヘッドライトを、どのように修復していくのでしょうか。
1.何種類ものペーパーを使って傷んだハードコート層を落としていきます。

2.次にポリッシャーでさらに磨き上げていきます。

新品のように美しくなりました!!

しかし、ここからが問題です。
この新品のように美しいレンズはハードコート層が削り取られているためしっかりとした保護剤が必要です。
各種専用コーティング剤もありますが、意外とこの太陽光とバルブという熱源にさらされる過酷なレンズを守るには不十分のようです。
そこでカーハートが採用したのが研磨後のクリア塗装です。
3.エアガンによるクリア塗装。

エアガンを用いてクリア塗装をしていきます。
しっかり乾燥させて、もう一度磨いて完成です。
4.完成

完成しました!!
キラキラと透明感が取り戻されかつ、しっかりとしたクリア層がレンズを保護してくれています。
この上からさらにガラスコーティング(現在ではGENESISコーティング)を塗布して仕上げます。最強のプロテクションとなります。

ヘッドライトが変わると印象がガラリと変わります。
施工実績
ヘッドライトアクリル樹脂コーティング
TOYOTA WISH White
Before



After



TOYOTA WISH Black
Before


After


ヘッドライトクリア塗装
COROLLA FIIELDER
Before

AFTER

ダイハツ MOVE
Before

After

最新・その他の施工実績はこちら
時間
ヘッドライトアクリル樹脂コーティング: 5時間
料金(税別)
国産車 | 輸入車 | |
ヘッドライトアクリル樹脂コーティング(左右セット) | ¥25,000 | ¥25,000 |
ヘッドライトアクリル樹脂コーティングは雨天時に作業ができません。その場合は施工が延期になります。ヘッドライトコーティングが施工できる日までCARHEARTに預けることも可能です。(※車庫の状況によって変わる場合がございます。ご了承ください。)
オススメ情報
ヘッドライトプロテクションフィルムは、ヘッドライトがまだ曇っていない方へもおすすめです。
天候の確認
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