1番期待できるボディコーティングのメリット

KUBEBOND DIAMOND9Hナノセラミックコーティングを施工したMaserati Gran Turismo
ボディコーティングで1番期待できるメリットは「新車以上の美しさが手に入れられる」ことです。
下地処理で整えたボディに、輝きと保護性能を与えるコーティングによってその美しさは創り出されます。
晴れの日、特に夕日の元でその仕上がりを見る時、輝きや艶は感動的です。
この感動はボディコーティングならではの大きなメリットです。
研磨をしないコーティング、下地処理が甘いコーティング、ワックスでは感動的な美しさは見ることができません。
新車以上の美しさとは何か
この「新車以上の美しさ」はコーティングの宣伝でよく使われる表現です。
「でも、新車って1番綺麗な状態では?」と思われる方は少なくありません。
確かに工場で出荷されて未使用なのですから、1番綺麗だと思うと思います。
だからこそ、新車の時にコーティングするのはなぜと考えられる方も多くおられます。
なぜ「新車以上の美しさ」と言えるのか。
なぜ「新車以上」とつくのか。
それはお客様が想像される新車と実際の新車には大きな差があるからです。

新車のTesla Model Xのボンネット上のキズ
お客様の想像では傷や汚れは無いと思われているかもしれませんが、実は新車でもボディに傷や汚れはあります。
納車前に販売店は洗車や内装クリーニングで綺麗にしています。
お客様も納車時に見て、何も汚れや傷がないと思います。
ところが、太陽の下でじっくり見たり、特殊照明を使って見るとあらゆる箇所に傷や汚れがあるのがわかります。

新車のFiat500X BlackTieについていた傷
これは工場から販売店まで長い距離をかけて届くことや、その途中で屋外保管されている場合が多いことなどを考えれば、仕方のない話です。
また、販売店は車を売るのが本業であり、車をキレイに売ることは含まれていません。
もちろんオプションでコーティングメニューがありますが、本業ではない作業ですので、専門店でのコーティングよりも劣ったものになりやすいです。
しっかりとした専門店のコーティングではこの過程で付いてしまった傷や汚れを落として塗装を整えるので、新車以上の美しさを実現することができています。
このように傷や汚れがあることはディーラーも事前にわかっているので、コーティングがオプションとして準備されています。(なぜ標準ではなくオプションなのかというと、傷や汚れがあっても気にしないお客様がおられるからです。
補足 新車とは
新車とはボディの状態ではなく、新車登録(ナンバー登録)されたものを指します。ですから、ボディが汚い新車(新古車)も存在します。
新車以上の美しさが実現できる理由
この「新車以上の美しさ」は傷や汚れを取り除いて初めて、実現できます。
傷や汚れを取り除くぐらい誰でもできると感じるかもしれません。
確かに市販の洗剤や道具を使ってある程度は傷や汚れを取り除くことはできます。
しかし、取り除くといっても多くの場合、傷は埋めるだけで、こびりついた汚れは取れないことがあります。
こういったDIYでは取れない傷や汚れを落とすためにも、コーティング専門店の下地処理の中に研磨があります。
研磨をすることでしっかりと落とすことができます。
しかし、この研磨には高速回転するポリッシャーを使うため、上手に使えなければ余計に車を磨き傷だらけにしてしまいます。

他店でコーティングされたランボルギーニ。うまく研磨されたなかったため、ギラツキが発生している。
そのため、ガソリンスタンドがメインのFCコーティングは誰でも施工できるようにするため、また時間がかかるため研磨は基本行いません。
ですから、このようなお店では汚れや傷が十分に取れていないままコーティングするので、「新車以上の美しさ」は期待できません。正
別の表現をすると「最高度の輝き」は実現できません。
最高度の輝きが実現できるのは、長年の施工経験から培った技術を持つ腕のある専門店です。
腕のある専門店では経年車・新車問わず、色を問わず、最大限の美しさを実現しています。
しかし、新車以上の美しさはできなくても、美しく見せるのはワックスでもできるのではないかと感じるかもしれません、
コーティングにはワックスには無い4つのメリットがあります。
ボディコーティングでぜひ知っておいて頂きたいメリット4つ
①ワックス以上の持続性・耐久性
ワックスの持続期間は短くて1週間、長くて2ヶ月と言われています。
ワックスの主成分は蝋と石油系溶剤で、簡単に言うと油ですので、雨や洗車によって簡単に流れてしまいます。
ですから、頻繁にボディに残ったワックスを落として、塗り直す作業が必要になります。
また、ワックスのカスを残しておくと塗装に悪影響を及ぼすのでなるべく早めに落とさなければなりません。
対して、広く周知されているガラスコーティングの持続期間はかなり控えめに言っても1年以上です。
(当店で施工しているコーティングは3-7年以上です。)
もちろん、駐車場の環境・使用頻度によって変わりますが、ワックスの何十倍の持続期間を有しています。
コーティング剤は塗装に密着するので、雨や洗車をしても落ちません。
ですから、再び綺麗な状態にしようと思うと、再施工をすることも選択肢ですが、コーティングメンテナンスを依頼したり、自分で洗車やメンテナンス専用剤を用いて輝き・艶を維持できます。
コーティング剤は無機質なので劣化しても塗装に悪影響は与えないのもポイントです。
このようにワックスとは違う、持続性・耐久性がコーティングにはあります。この耐久性によって他のメリットも多くあります。
②コーティングはボディへの攻撃を軽減し、保護する。
車の塗装には劣化を進行させる主に7つの攻撃あります。
1.水に含まれる不純物による、雨シミ・イオンデポジット
洗車に使う水道水・降雨による雨水、酸性雨など様々な状況で塗装は水に触れます。
これらの水に含まれるミネラルなどの不純物が蒸発中に濃縮され、雨シミ・イオンデポジットができてしまいます。
特に、ガソリンスタンドやコイン洗車場で使用される水はイオン不純物が多く含まる地下水が使用されている事が多くシミになりやすいと言われています。
いったんシミができてしまうとなかなか取れにくく、取ろうとすると塗装を傷めることがあります。
2.人体だけでなく、塗装にも影響のある花粉
塗装に花粉が付着すると小さな点状のシミが大量に発生します。
付着した花粉に水を含むと、殻が破けてべっとりとしたペクチンという酸性の多糖物質が出てくるのですが、このペクチンが乾燥・収縮すると、塗装を一緒に変形させてしまいます。
また、洗車しても取れない花粉の残留痕が残ってしまいます。
よく挙げられる攻撃の1つで、スギ花粉が大量に飛散する春によく見られる現象です。
春になると除去の依頼をよく頂きます。
飛散量は気候によって毎年変わりますが、近年は猛暑などの影響もあり飛散量が増加しつつあります。
ペクチンが出ていなければシャンプー洗車で洗い流すことができます。(花粉は油分を含んでいるので水洗いでは落とせません。)
3.黄砂に含まれる化学物質
中国のゴビ砂漠などの黄土地帯から砂が、偏西風によって上空まで上げられ、風に乗って日本まで飛来してくるのが黄砂です。
春に花粉と共に多く見られ、多い時は空が黄色っぽくなります。
この黄砂は大気中の様々な粒子を吸着して飛来します。
そのため、塗装に付着するだけだと撥水しなくなったりするだけですが、雨や夜露などの湿気に触れて乾燥すると化学変化を起こしてイオンデポジットを発生させます。
黄砂は含有されるミネラルが雨や水道水よりも多いのでイオンデポジットが発生しやすくなっています。
この状態になっても取り除かないと、蒸発と堆積を繰り返してより強固に固着し、通常では取れないシミになってしまいます。
また、黄砂は飛散時期が花粉と被っていたり、PM2.5も一緒に運んでくることがあります。
そのため、車両に別々のものが同時に付着することがあり、それらは対処方法が異なるので、1つの方法だけで対処しても除去が難しいことがあります。
4.予想外の攻撃、鳥フン・虫の死骸
走っていても停めていても、無差別に降りかかる鳥フン。
高速道路を走行すると付く虫の死骸。
この2つは付いているだけでも気分が悪くなる汚れですが、実は日常の汚れの中でも愛車を傷める特に危険な汚れです。
これらに含まれている有機酸が紫外線や温度変化に反応し塗装にダメージを与えます。
5.洗車をしてもザラザラする原因、鉄粉付着
駐車している場所が高架下や鉄道の近くにあると、よく起こるのが鉄粉付着。
電車が線路を通る時に発生する鉄粉の飛来、車のブレーキダストが原因です。
付着するとワックスやコーティング剤の塗布、洗車をしても塗装面は滑らかになりません。
鉄粉が空気や水分と反応して酸化し錆になると、塗装に侵入し見た目が悪くなりますし、雨や大気中の汚れを引っかけて、水アカを発生させ塗装を劣化させます。
この状態が進むとツヤが落ちて、塗装がガサガサの状態になってしまいます。
このように車に対する攻撃は様々なものがあり、被害を受けると車の美観を損なったり、塗装のヒビ割れを起こしたりします。
攻撃に対して予防策や対策はあるものの、なかなか全てを行うことは難しいです。
これらの攻撃を無防備な塗装から保護するのがボディコーティングです。ボディコーティングの主流になっているガラスコーティングには主な原材料としてシリカ(二酸化ケイ素/SiO2) を含んでいます。
このシリカには撥水性・耐油性・耐酸化性・耐熱性があり、様々な汚染物質に対処することができます。
もちろん、ボディコーティングが完全に全ての攻撃に対応し、何もケアをする必要がないわけではありません。
ボディコーティングをしていても汚れたら洗車が必要ですし、定期的なプロによるメンテナンスも必要です。
しかし、ボディコーティングをしていれば、攻撃にさらされても塗装に染み付いたり・固着することを防いだり、遅らせることは十分期待できます。
このような防御はワックスにはない大きなメリットです。この耐久性によって他にもボディコーティングにはメリットがあります。
③汚れが付きにくいため、お手入れが簡単で時短に。
車をなるべく綺麗にしておきたいと思いつつも、車のお手入れは大変です。
走るだけでも汚れて、雨が降っても汚れ、洗車をしようと思ってもかなり時間がとられます。
また、ワックスの場合は手も汚れます。
ですが、先ほど取り上げたようにボディコーティングをすれば、汚れが染み付いたり・固着しにくくなります。
そのため、車が汚れにくいですので洗車の頻度を落とすことができます。
さらに、コーティングしておくと水弾きが良くなりますので、簡単に、そして楽しく洗車を行うことができます。
そして、その洗車やメンテナンスを行うだけで新車のときのような美しさに戻りますので、車をずっとキレイに乗り続けることができます。
雨や雪が降った時の汚れはかなり減りますので、梅雨の時期や冬の時期はその効果をよく体感できます。
KUBEBOND DIAMOND9H ナノセラミックコーティングを施工した車両の防汚テスト
④車が汚れにくいことで買取価格がアップ
これまで取り上げたようにボディコーティングによって、車が汚れにくくなります。
ですから、ボディコーティングをしていない車と比較すると、年数が経つに連れて、塗装の劣化具合に差が出てきます。
そのため車を買い取りに出すと、査定で重要視される塗装の状態に良い評価が付くので、ボディコーティングをしていない車と比較すると、査定価格が上がります。
乗っている時も、手放す時もボディコーティングは役立ちます。
新車以上の美しさ、様々な攻撃からの防御、お手入れが簡単で時短に、買取価格もアップと様々なメリットがボディコーティングにはあります。
さらに、コーティングは進化し続けています。
以前はボディのみコーティングできましたが、現在ではヘッドライトやシートなどの内装にもコーティングできるようになりました。
ボディコーティングもポリマーコーティングからガラスコーティングへ、さらにその上のセラミックコーティングまで登場しています。
このようにコーティングは車全体を、いつまでもキレイに保つのに最適なアイテムです。
車をずっとキレイに乗り続けたいと思われる方は、ぜひコーティングされることをオススメいたします。
カーハートのオリジナルコンテンツ
コーティングはディーラーよりも専門店が。専門店よりもカーハートがオススメできる理由
バイキングのステーキと専門店のステーキ。同じステーキでも味や品質、見た目が異なります。コーティングでも同じことが言えます。
新しいクルマをキレイな状態で楽しみ続けるための オススメサービス3選
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