納車に1年待ち。限定車は抽選で10倍以上。40年も前に発売されたにも関わらず、カタチがほとんど変わっていない硬派な車のメルセデス Gクラス。
その変わらない魅力によって、Gクラスはメルセデスの中でも特に人気の高い車です。
軍用車として開発され、ドイツ語でオフローダーを意味するゲレンデヴァーゲン(Geländewagen)だったことから、ゲレンデと呼ばれるようになりました。
そんな異色の経歴を持つ圧倒的な存在感と、どんな道でも走り抜けられるオーバースペックな性能が魅力の1つです。
さて、そんな人気のゲレンデですが、 カーハートでは最近お問い合わせやご相談を頂くことが増えてきた車種になります。
サイト上で公開している施工実績では2014年にAMG G63 マットブラックにコーティングを施工したことを初めに、その後 AMG G63 Edition 463 の限定車にコーティングやカスタマイズを施工させて頂きました。
その後、様々なゲレンデヴァーゲンのご用命を頂くことができております。
ご依頼の増加に合わせて以下のようなお問い合わせを頂くことが増えました。
「コーティングを施工するべきなのかどうか」
「マット塗装ですでにコーティングされているが、その上にコーティングした方が良いのか」
「通常の塗装かマット塗装、どちらが良いのか」
「傷を防ぐためにどうしたら良いか」
などの質問です。
今回はこういったゲレンデに関係したQ&Aのまとめや、ゲレンデならではのオススメの施工内容などをご案内致します。
ゲレンデに関係したよくある質問と答え
Q1 ゲレンデヴァーゲンにコーティングをした方が良いでしょうか?
コーティングの施工はどの車でもオススメですが、ゲレンデヴァーゲンは特にオススメの車種になります。
コーティングを施工しておくと防汚性が高り、汚れが付きにくく落としやすくなり、新車のようなキレイな状態が長持ちします。
また、ゲレンデヴァーゲンは平らなパーツで構成されており、特にボンネット・ルーフは水が流れにくい車だからです。さらに車体が大きいため、洗車するのもシミの原因になる水を拭くのも一苦労です。
コーティングを施工しておくと洗車の頻度を減らせますし、水が残りにくくなるのでシミができにくくなります。
マット塗装の場合、汚れてしまうとDIYでは落とせない汚れが多く、落とそうとして傷つけてしまうこともあるのでコーティングは必須と言えます。
とはいえ、コーティングせずに定期的な手洗い洗車をしておけば良いと考える方もおられます。
しかし、コーティングをしておくと汚れが落としやすくなるのは間違いありませんし、定期的な洗車も楽になります。
また、キレイな方が買取価格が高くなるなどの多くのメリットがありますので、コーティングしておくことをオススメいたします。
Q2 【マット塗装の場合】すでにコーティングしてあるとディーラーで言われましたが、さらにコーティングが必要ですか?
マット塗装の車は汚れやすいため、メーカーにてコーティングしている場合があります。そのため、ディーラーより「コーティングはすでにしているので、さらにコーティングする必要はない」と言われることがあります。
しかし、これまでコーティングされていると言われて入庫があったゲレンデを見ていますと、ディーラーでされているマット塗装車へのコーティングは簡易的なコーティング もしくは ワックス で本格的なコーティングと同等の効果は期待できません。
実際、コーティングされていると言われた新車のゲレンデヴァーゲンで、納車直後のボディのコンディションを確認しますと、雨染みや水の垂れた跡などが残っていることがありました。また、半年もすると同様の症状が進んでいるケースをよく観察しております。
そういったコーティング施工済みのゲレンデヴァーゲンの下地処理(前処理)をしていて気がつくのは、ディーラーでなされている既存のコーティングは、簡単に剥離できる充分な性能を持っていないコーティングだということです。
簡易的なコーティングの理由
マット塗装へのコーティングはムラを作ると修正が難しいので、コーティング専門店であっても難易度の高いコーティングです。ディーラーでのコーティングが専門店よりも高いレベルのコーティングができるとは考えにくいので、修正も簡単なコーティングになっていると思われます。
汚れやすいマット塗装を保護のためかもしれませんが、防汚性の高いコーティングではありません。ですので、コーティング施工済みと伝えられても、新たにコーティングし直したほうが良いでしょう。
これまで多くの場合カーハートでは既存のコーティングを剥離した上で、新たにコーティング施工いたしました。
Q3 ガソリンスタンドのコーティングとディーラーのコーティング、コーティング専門店のコーティング、何が違いますか?
まず、ガソリンスタンドのコーティングは専門店に比べると安価です。
なぜ安価なのかというと基本的には研磨をせず1台あたりにかける時間が専門店と比較すると短時間です。
ディーラーでのコーティングは千差万別です。利益を出すために簡易的なコーティングで済ませるところもあれば、専門店に外注するところもあります。
しかし、総じて専門店のコーティングと同等の料金かそれ以上であることが多い反面、納車を優先することがありクオリティは安定していません。
専門店のコーティングの料金はガソリンスタンドと比べると高価ですが、ディーラーと同等か少し安価です。なぜガソリンスタンドよりも高価なのかというと、隅々までしっかりと研磨をするためです。
実は車は新車で納車されていてもボディはキレイな状態ではありません。
個体によってはキズだらけのこともあります。キズといっても塗装が欠けているというわけではなく、はっきり目立つ傷ではありません。
しかし、その傷があるゆえに新車であってもキレイではない、新車らしくないくすんだままの状態に見えます。
カーハートではそういった傷を取り除くよう、しっかりと隅々まで研磨を施します。
この研磨は道具が揃っていればできるものではなく、技術や経験が必要です。
さらに鉄粉などの付着物を徹底的に落とす工程など様々な工程が含まれており、1台にかける時間は合計4時間以上です。
結果、新車であっても中古車であっても、傷を研磨で取り除くことで美しいゲレンデに仕上げることができます。
またまれにですが、新車でも塗装の不具合(=製造時のミス)がある場合がございます。
カーハートでは研磨前や研磨時にボディをしっかりと確認するため、ディーラーやオーナー様では気づかれなかった不具合を発見し、ディーラーで修理するというケースがありました。
塗装がどこもおかしくないのか確認する点でも、ガソリンスタンドよりもじっくり見ることができるスタッフ・機材が揃っている専門店の方がオススメです。
また、専門店で使用するコーティング剤は施工性を犠牲にして、密着性を高め、耐久性などの性能を向上させているプロフェッショナル向けのものを採用しています。
さらに、カーハートのような様々なサービスを手掛けている業者であればボディ以外にもホイールやレザーにコーティングできたり、パーツを保護するプロテクションフィルム、モニター取り付けなどの電装、タイヤ交換なども同時に施工できます。
それらを一括で依頼できるので、時間の節約をすることができます。
ガソリンスタンド、ディーラー、コーティング専門店の比較
- ガソリンスタンドのコーティングは 料金は安価であるが、利益優先のため 1台にかける時間が短く 専門店と比べるとクオリティが低い。
- ディーラーのコーティングの料金は専門店と同等。簡易的なコーティングで済ませるところもあれば、専門店へ外注しているところもある。納車を優先することがあり、クオリティにばらつきがある。
- 専門店のコーティングは ガソリンスタンドに比べると高額であるが、その分 1台にかける時間は長く、研磨で塗装を整えて新車以上の美しい輝きにすることができる。
- カーハートでは 新車の場合、塗装の不備を確認することもでき、レザーコーティングやプロテクションフィルム、電装取付まで一括して行うことができる。
Q4 ランディングボード(サイドステップ)の傷はどのように対策できますか?
車高の高いゲレンデならではの悩みがサイドステップの傷。
このような傷はコーティングでは保護できません。
また、傷が入ってしまうと完全にキレイな状態に戻すことはできません。
コーティングは汚れ対策にはなりますが、傷対策にはなりません。
コーティングは汚れ対策には最適ですが、傷対策にはなりません。いくらかの耐キズ性能があるとはいえ、洗車キズなど浅い傷に対してのものであり、飛び石やヒールの靴底、キック傷、ゴルフバッグなどの金具のダメージからは保護できません。
こういった物理的ダメージから保護するのに最適なのがプロテクションフィルムです。
プロテクションフィルムは施工前後で見た目がほとんど変わりませんが、ウィンドウフィルム(窓に貼付けるフィルム)よりも数倍の厚さとなる150μ~200μの厚さと、衝撃を吸収しやすい柔軟性があり、飛び石や引っかき傷などの物理的ダメージから保護することができます。
乗降時に傷を付けやすいサイドステップのキズ対策にはこのプロテクションフィルムが大変オススメです。
また、プロテクションフィルムには透明のフィルムとマットブラックのフィルムがあり、マットブラックのフィルムを貼ることでサイドステップのブラックアウトも可能です。ブラックアウトにより引き締まった印象に仕上げることができるため人気の施工の1つです。
Q5 通常の塗装とマット塗装、どちらを選ぶのが良いですか?
以前は特別仕様車にしかなかったマット塗装ですが、最近はオプションカラーとしてマット塗装が選べるようになり身近な存在になりました。
ゲレンデヴァーゲンではマットブラックのマグノナイトブラックがラインナップされています。
以前よりも身近に選択できるようになったため、通常の塗装かマット塗装どちらが良いか迷われる方が多いようです。
通常の塗装、マット塗装両方のメリット・デメリットをまとめました。
マット塗装のメリット・デメリット
マット塗装のメリットは他にはない特別な存在感です。
同じゲレンデを並べたとしても、目立つこと間違いありません。
マット塗装のデメリットは、汚れやすく繊細 ということです。
触るだけで皮脂がついてテカりがでたり、洗車時の水や雨染みも放置してしまうとオーナー様では落とせない汚れになってしまいます。
場合によっては、専門店でも対処できない汚れになることもあります。
そのため、大変魅力的な色ではあるものの、細かな汚れやキズが気になる方や青空駐車をされる方にはオススメできません。
細かな汚れやキズがあまり気にならない方や、ガレージなど屋内保管できる方は選択肢に入れても良いと思います。
※屋内保管の場合でも定期的に洗車しなければ、汚れが固着してしまいますので注意が必要です。
通常の塗装のメリット・デメリット
通常の塗装のメリットは汚れやキズがあっても大抵の場合、磨けば落とせる点です。
つまり、マット塗装に比べると洗車やメンテナンスのしやすい塗装になります。
汚れやキズを気にされる方、青空駐車の方には通常の塗装の方がストレスが少ないと考えられます。
通常の塗装のデメリットをあえて挙げるとすればマット塗装に比べるとあまり目立たないところです。
好みの問題でもありますし、ゲレンデそのものが存在感がありますので 通常の塗装でも良いと思いますが、人によってはマット塗装と比べると特別感が薄く感じるかもしれません。
ゲレンデヴァーゲンの施工実績
カーハートでは随時、ゲレンデヴァーゲンの施工実績を更新しております。
お問い合わせはこちらMercedes-AMG G63 Magno Hero Edition
Mercedes-AMG G63 20th Anniversary Edition
Mercedes-AMG G63 Edition Matt Black
Mercedes-AMG G63 manufaktur Edition
Mercedes-Benz G400d STRONGER THAN TIME Edition
兵庫県外からのご用命
兵庫県外のオーナー様からもご用命を数多く頂いております。
カーハートがゲレンデに施工できるサービス
これまで30台以上のゲレンデをご入庫頂きましたので、定番のボディコーティング以外にも各パーツのコーティング、カーフィルム、プロテクションフィルム、ラッピングフィルム、低ダストブレーキパッド交換、電動ステップ取り付けなど幅広く様々な施工が可能です。
ボディコーティング
カーハートでは様々なボディコーティングをラインナップしております。
コストパフォーマンスに優れたガラスコーティング、2層式で耐久性や艶に優れたガラスコーティング、別格の艶を生み出すセラミックコーティングなど。
マット塗装専用のコーティングもご用意しております。
ニーズに合わせたコーティングを施工いたします。
お気軽にご相談ください。
料金 : 125,000円 ~ 357,000円 (税込)
※コーティングの種類によって異なります。新車時は10%OFFいたします。マット塗装の場合は料金が異なります。
プレミアムパック(ホイールコーティング,ウィンド撥水コーティング/全面)
ボディコーティングに加えて、ホイールコーティング・ウィンド撥水コーティングがセットになったお得なパックです。
ホイールコーティングはホイールを外して、裏面・ブレーキキャリパーまでコーティングいたします。
ウィンド撥水コーティングはサンルーフを含む全面にコーティングをいたします。
プレミアムパック(ホイールコーティング,ウィンド撥水コーティング/全面)
※新車時は10%OFFになります。
レザーコーティング
ゲレンデヴァーゲンの美しいインテリアを保護するレザーコーティングです。汚れがつきやすく繊細なレザーをあらゆる汚れから保護します。
レザーコーティング(レザークリアコート)について詳しくはこちら
プロテクションフィルム
ドアエッジ、ドアハンドル、リアバンパーゲートステップなど
ドアエッジ、ドアハンドル(ドアカップ)、リアバンパーゲートステップは爪の擦り傷、荷物の金具などで傷を付けやすいパーツです。
これらをプロテクションフィルムで保護できます。
ドアステップ、スカッフプレート / ドアステッププレート、ランディングボード(サイドステップ)
踏みつけて傷つけやすいスカッフプレート / ドアステッププレート、ドアステップ、ランディングボード(サイドステップ)もプロテクションフィルムで保護できます。小さなお子様などやご家族で乗られる方に人気の施工です。
フロントバンパー・フロントフェンダー・フロントグリル・ヘッドライトなど
特にマット塗装のゲレンデオーナー様に人気なのがフロント周りなどへのプロテクションフィルム施工です。
マット塗装の場合、傷や汚れが付くと落とせませんがプロテクションフィルムで保護することでそれらのメンテナンスを行いやすく、傷がついても貼り替えることでリフレッシュすることができるようになります。
ラッピングフィルム・塗装
サイドモールやガーニッシュ、タイヤカバー、エンブレムなどシルバーのパーツをラッピングフィルムや塗装でブラックアウトすることが可能です。
塗装についてはお問い合わせください。
ウィンドウフィルム(透明断熱フィルム・スモーク断熱フィルム)
施工前後で体感温度が変わる透明断熱フィルムも運転席、助手席、そしてフロントガラスにも施工可能です。
リアガラスへのスモーク断熱フィルム施工も承っております。
ドライブレコーダー・レーダー、ミラーリング・後部モニター・DVDプレーヤー取付
モニター取付で後部座席でもエンターテイメントを快適に利用できるようになります。DVDやiPhone・iPadから映像を配信できるので、YouTube,Netflix,Amazon Prime,Huluなどの動画・サブスクリプション系サービスのコンテンツなどあらゆるコンテンツを配信可能です※ 構成によってはTVキャンセラーもセットされます。
モニターにはイヤホンジャック、USB充電ポートがありますので、ヘッドホンとUSBケーブルを持込めば ノイズに妨げられること無くエンターテイメントを楽しみつつスマートフォンを充電できます。
※接続するiPhone,iPadにダウンロードやキャリア契約が必要になります。機器の接続はサポートいたしますが、それ以外については各事業者にお問い合わせください。
ドライブレコーダー・レーダーなど定番の電装アイテムも取付可能です。
電動サイドステップ取付、低ダストブレーキパッド交換、ラゲッジボード取付、タイヤ交換など
カーハートではオーナー様のニーズに応じて可能な限りご要望に応じた施工を行っております。
お気軽にご相談ください。
納車前施工・県外からの積載車移送にも対応
積載車を使ってディーラーや日本全国どこからでもカーハートまで陸送することが可能です。
ディーラーによっては納車前にショップに陸送し、その後引き取って納車するサービスを行っております。
担当営業様にご確認ください。
納車後のゲレンデヴァーゲンの陸送手配についてはカーハートにご相談ください。
お問い合わせはこちらから
施工についての質問、ご予約などご自由にお問い合わせください。見積もりも無料でご案内致します。(日曜定休)
※メールは1~2営業日以内に返信しております。返信が無い場合、メールが正しく届いていない可能性がございますので、お手数ですが電話かLINEにてお確かめ頂くようにお願い申し上げます。
※電話は回送や接客等で対応できない場合がございます。予めご了承ください。
株式会社カーハート 神戸店
〒658-0041
兵庫県神戸市東灘区住吉南町4丁目2-28
営業時間:9:00-18:00
定休日:日曜日(年末年始・夏季休業有り)