こんにちは、株式会社カーハートです。
今回は日産 セレナ ダイヤモンドブラック(スクラッチシールド)の施工実績をご紹介します。
全長約5m、全幅約1.7mの大きなボディで、しかもスクラッチシールドのブラックという難易度の高いお車でした。
スクラッチシールドについて、日産は次のように説明しています。
「ボディに軟質樹脂を配合したクリヤー塗装を施すことで、洗車によるすり傷、日常使用での引っかき傷程度なら、時間がたてば復元する世界初の塗装です。また、一般のクリヤー塗装と比較して、傷がつきにくくなったことにより水はじきも良く、ツヤ、光沢も持続します。」(スクラッチシールド|日産|技術開発の取り組み)
ひと言でいえば、傷が付きにくい塗装です。ただしこの性質のため、研磨は通常の塗装より難しいといわれています。
実際、通常の方法で磨くとバフ傷だらけになってしまいます。そのため、経験の浅いお店ではコーティングを断られることが多いそうです。カーハートはどのようなボディでもお任せいただけます。
スクラッチシールドは浅い傷が時間とともに目立たなくなる反面、柔らかい塗膜が熱の影響を受けやすい塗装です。そのためコンパウンドやパッドの選び方、ポリッシャーの回転数と圧力を、通常の塗装とは変えて作業します。カーハートでは、トヨタの202ブラックなどと同じく、研磨に特別な配慮が要る高難易度塗装として扱っています。
購入からしばらく経ったボディの状態
今回は購入からしばらく経ってのご入庫で、ボディのいたる所に傷がありました。

ボンネットの施工前の写真です。写真の真ん中にうっすらと傷が入っています。

正面から見ると、上から下へしっかりと入っています。

こちらはルーフです。2本の傷が確認できます。

リアドアの下部には、やや深めの傷がありました。

ほかの部分もご覧ください。


ギラギラとした傷や、塗装のぼやけ、くすみが確認できます。
黒い塗装は光の大部分を吸収するため、細かな傷があるとその部分だけが光を散らし、白く浮かび上がって見えます。周りが黒く沈んでいるぶん明暗の差が大きく、白やシルバーのお車より傷が目立ちやすい色です。
塗装をいたわりながらボディ全体を研磨

全体をしっかり養生して、作業を始めます。
研磨剤が付いたりポリッシャーが触れたりしないよう、ゴムモールや未塗装樹脂、エンブレムの周りなどを先にマスキングしておきます。


写真はボンネットだけですが、ボディ全体をくまなく研磨し、コーティングしました。ミニバンサイズの黒いボディなので、時間はかなりかかりました。それでもボディ全体を美しく仕上げることができました。
傷が消え、深い黒が戻りました
まずはボンネットの状態からご覧ください。





上から下へ走っていた傷はなくなりました。

ルーフはこのとおりです。

2本の傷は見当たりません。


リアドアの傷も、ほぼ消すことができました。


見る角度を変えると、まったく見えません。はっきり目立っていた傷でしたが、かなりじっくり見ないと分からないほどまで消すことができました。
ただし、爪が引っかかるほど深い傷は塗装の下地まで達しているため、研磨だけでは取り除けないことがあります。カーハートでは塗装への負担を考えながら、どこまで磨くかを一台ずつ見極めています。このセレナの研磨前後は、研磨のビフォーアフターにも掲載しています。

ほかの部分はこのとおりです。

美しいブラックのボディです。
仕上げに施工したGENESISガラスコーティングは、カーハートのオリジナルブランドとして生まれた1層式の撥水性ガラスコーティングです。研磨で整えた塗装面を被膜で覆い、汚れを付きにくく、落としやすくします。
全体の完成写真をご覧ください。















きれいに仕上がり、オーナー様にも喜んでいただけて良かったです。
黒いお車は汚れが目立ちやすいため、2週間に1〜2回ほどの洗車を目安にしていただくと安心です。炎天下での洗車は避け、洗ったあとはマイクロファイバークロスで水滴を拭き取ってください。
この度はご用命いただきありがとうございました。









