LP770-4 Aventador SVJ
今回はLamborghini Aventador SVJ の施工実績をご紹介致します。
ボディ・ウィンド、インテリアのレザーのコーティングなどをご用命頂きました。
オーナー様にはこれまで10台~15台以上もご用命頂いております。
いつもご愛顧頂いていることに深く感謝しております。
さて、今回のLamborghini Aventador SVJは世界900台限定のスーパーカー。
調べてみると日本には90台ほど割り当てられているという噂が。そう考えると900台のうちの1台、90台のうちの1台ということに。
しかもお金があるだけではなく、過去にLamborghiniの特定モデルを所有していたかどうかが購入資格になるようです。
今回のお車の貴重さがよくわかります。
性能はもちろんその価値に見合うハイパフォーマンスを装備。アヴェンタドールならではのNAのV12エンジンのみならず、
ウラカン ペルフォルマンテで導入された空力調整システムのALAの最新バージョン ALA2.0が装備されていたり、モノコックがカーボン製であるなど速さに特化したアヴェンタドールです。
ニュルでのラップタイムは6分44秒97と、ペルフォルマンテの6分52秒01を7秒も更新しました。
後にPORSCHE 911GT2 RS MRが6分40秒03を記録しましたが、市販車最速として扱うのか、チューニングカー最速で扱うのか意見が分かれるところです。
いずれにせよ、世界で最も早い市販車の1台であるのは間違いありません。
SVJのJ(読み:イオタ)に込められた特別な意味など、特筆すべき点はいくつもありますが他のサイトをご覧ください。
さて、施工前のお車の状態を確認いたしましょう。
納車されて数日後にご来店されました。
スーパーカーは一般車に比べディテールに手が凝んでいてカッコいい反面、そのディテールの細かなところに汚れがついていることが多いです。
画像は1枚だけですが、フロント周り・リア周りは目立つ汚れがちらほらありました。
全面フルでマットブラックのプロテクションフィルムが施工されているので、磨きは必要ないかなと予想していましたが、こんなところに傷が...。
ドアのジョイントの部分に結構なギラギラ傷が...。基本的に見えない部分ですが、ドアの開閉時にかなり目立ちます。
オーナー様のご希望でこの部分も研磨・コーティングいたしました。
(ご希望がない場合、基本的にクリーニングだけの対応になります。傷が気になる場合、お気軽にご相談ください。)
ミニポリッシャーで細かなところまで丹念に磨き上げます。
アヴェンタドールの象徴とも呼べる、シザードアを開けた状態で施工するのでしっかりと養生して作業いたしました。
磨き上げたあとは、全体の施工に移ります。付着物の除去を作業を行い、コーティングに移りました。
全体をくまなく
SVJオリジナルの形状を持つウィングも
SVJのペイントも
磨き上げたジョイント部分も忘れません。
専用キーで解除し、2人がかりで開けるエンジンフードも開けてコーティングいたしました。
SVJの軽量化の賜物を見ることができました。
使用しているコーティングは 3-5年の耐久性がある撥水性のコーティングです。
コーティングしていないと汚れやすくなってしまいますので、コーティングしておくことがオススメです。
エンジンフードが空いている間に内窓もしっかり拭き上げました。
コーティングによってよりしっとりとしたマットな質感がプラスされました。
続いてはインテリアのコーティング。
ご覧のように純白のレザーとグレーのアルカンターラがチョイスされていました。
レザーとアルカンターラ、それぞれ専用のコーティングを施工いたしました。
速さに特化した車ならではのシンプルなストラップも見逃しません。
ステアリング周りもコーティングいたしました。
昨年リリースされた最新版のレザーコーティングは水や汚れをよく弾くので、安心です。
特に汚れの目立ちやすい白であるとそのメリットがよく実感できると思います。
昨年リリース直後にコーティングを施工した同様の白のレザーシートのお客様より「全然汚れない」と喜びのコメントを頂きました。(2019/11/04追記)
この他ウィンド撥水コーティングなどを経て完成いたしました。
パキッとしたフロントが大変勇ましいです。(ちなみにいつも通り、ナンバー隠し・トリミング以外の画像加工は行っておりません。)
パーツ取り付けのためドアを全開にしている時に撮りました。
斜め下から見るとと、前傾姿勢なのがよくわかります。
磨き上げられたジョイント部分もいい輝きに仕上がっております。
個人的にSVJはこのリアからフロントへの一直線のプレスラインが1番美しいと思いました。
この下に見えるフロアマットも軽量化されていて、軽いプレートでできていました。
ロールスロイスのふわふわの絨毯フロアマットとは真逆の非常にシンプルなものでした。
最後はアヴェンタドールおなじみのポーズで。漆黒のランボルギーニ アヴェンタドール SVJの完成です。バットマンのバットモービルを思わせる男心くすぐる一台でした。
また日本に車両が到着したあとも、マットブラックの全身プロテクションフィルムを当店も懇意にしている大阪の業者さんがされていたり、ディーラーさん以外の方も多く携わったお車でした。
コーティングの最終仕上げという大役をお任せいただいたことにとても嬉しく感じています。
マットボディという通常の塗装に比べて、簡単そうに見えて難しい(断る業者さんも多い)ボディでしたが美しく仕上げられて良かったです。
いつも貴重お車を預けてくださりありがとうございます。
今後ともよろしくお願い致します!!
2021/02/09 (施工から約2年後)追記 : その後 オーナー様よりメンテナンスなどをご用命頂いておりますが、取れない汚れは見つかっておりません。
未施工の経年車ですと取れない汚れがあったりしますが、今回のSVJではそれが見つかっていません。
やはりマット塗装のコーティング施工は効果が大きく、新車のうちの施工が重要であると感じております。
LP740-4 Aventador S
ちなみに、SVJの一つ前 アヴェンタドール Sのコーティング経験もあります。こちらは施工前の様子。
実は新車でご購入されたのですが、その時の研磨が良くなかったようです。
どういった形態(出張・専門店)の業者さんかわかりませんが、5000万近いお車でこういうことがあります。
研磨に慣れた業者にコーティング依頼することの重要性が分かります。
こちらは施工後の様子です。
一目瞭然ですね。
カーハートがキレイに磨き上げて、ビシッと仕上げさせて頂きました!!
黒光りするボディを御覧ください。
貴重なお車のご用命ありがとうございました!!