こんにちは、神戸市東灘区の株式会社カーハート 神戸店です。
今回は2006年式 PORSCHE 911 Carrera 4S Cabriolet (Type997)の施工実績をご紹介致します。
施工内容は
- ストーンガード貼替
- レザーリペア
- 簡易ボディコーティング
以上、3点を施工させていただきました。
大阪府のご新規のオーナー様からでした。
ご用命ありがとうございます。
ストーンガード剥離前をご覧ください。
ストーンガードは車の前部、特にフェンダー部分に貼り付けられるフィルムで、走行中に跳ね上げられる小石などから塗装を守る役割を果たします。
しかし長年の使用で劣化が進むと、ストーンガード自体が黄ばんだりひび割れたりしてしまいます。
今回のポルシェも製造から15年が経過しており、ストーンガードの黄ばみが目立つ状態でした。
放置すればさらに劣化が進み、最終的には黒く変色しボロボロになってしまいます。
黄ばむのが目立つので付けないという方もおられるようですが、ストーンガードを貼らずに走行すればフェンダーに直接飛び石がガンガンと当たることになり、傷だらけになってしまいます。
傷だらけのフェンダーは再塗装するしかありませんが、そうすると時間もお金もそれなりにかかります。
ストーンガードを貼って5年程度で定期的に貼替えの方が、時間もお金もリーズナブルに抑えられます。
それでは、実際の貼替の様子をご覧ください。
まずは剥がしていくのですが、実はこれが1番大変です。
特に劣化が進んだストーンガードは一枚で綺麗に剥がすことができず、少しずつちぎりながら剥がすことになります。
調べてみるとこの剥がしの大変さゆえに「あまりやりたくない仕事です」と正直な気持ちをコメントされている業者さんもいるほど。
他の車の事例ですが、このようにチマチマと剥がしていくことになるからです。
劣化の進行具合がひどいと1cmぐらいの大きさでしか剥がせず、それをずっと繰り返して剥がしていくことになります。
ストーンガードでは無いですが、フィルム系のボンネットストライプの剥がしは劣化が進行しているとこんな感じになります。
剥がしたフィルムの残骸を見ても分かりますが、3人ぐらいで作業しても終わりが全然見えません。
オーナー様の大切なお車なので荒っぽい作業もできませんので、慎重に進めていく必要もございます。
そのため剥がすだけの作業であっても時間と労力がかかります。
では、今回のストーンガードはどうだったかというと...
1枚でぺろっと剥がせました。良かったです。
お問い合わせ頂いて、年式を聞いたとき長期戦を覚悟しておりましたが、問題ありませんでした。
ちなみに剥がす前にはどの程度の手間がかかるか分からないため、すぐに剥がせた場合の料金と長期戦であった時の料金でご案内しております。
ストーンガードを剥がした後はその跡が目立つ状態でした。
貼っていない部分は日焼けの影響で黄ばんでおり、跡との色の差が生じていました。
このままでは、新しいストーンガードを貼っても、綺麗な仕上がりにはなりません。
そこでポリッシャーを使って黄ばみを磨き落とす作業を行いました。
塗装の奥深くまで染み込んだ黄ばみを完全に取り除くことは難しいですが、できる限り本来の白さに近づけるよう、丁寧に磨き上げました。
磨き終えた後の様子がこちら。
かなりズームして見ても境目が分かりません。
両サイド共に黄ばみが目立たないレベルまで磨き上げることができました。
入念な下地処理が終わったら、いよいよ新しいストーンガードを貼り付けます。
剥がしたフィルムと同じサイズにカットしたプロテクションフィルムを、元の位置に正確に貼り込んでいきます。
施工後のストーンガードをご覧ください。
上の2枚の画像は施工後ですが、プロテクションフィルムの透明度が非常に高いため、貼っていることがほとんど分かりません。
若干の境目は残りますが、ほぼ見えないレベルです。
オーナー様にも「全然、見えないね!!」と大変喜んでいただけました。
それではストーンガードの仕上がり具合をご覧ください。
まずは左側面からです。
離れてみると分かりませんが、この距離になるとうっすら境目が見えます。
これくらい近づいて見るとはっきりとストーンガードのラインが見えるようになります。
日焼けがなければもう少し境目がぼんやりします。
右側面はいかがでしょうか。
光の関係もあるのでしょうか。
運転席側よりも目立っておりません。
徐々に近づけて撮ってみました。
いかがでしょうか。
施工前に比べると全く気にならないレベルまで仕上げることができました。
料金も比較的リーズナブルに抑えてストーンガード貼替を行えました。
もし劣化が深刻で剥がしが大変であっても、良心的な料金でご案内できるようにいたします。
しかし時間も料金もかかりますので、黄ばみが気になりだしたらなるべくお早めに依頼されることをオススメ致します。
続いてはレザーリペアの施工の様子をご覧ください。
施工前の状態がこちらです。
シートのレザーはバックルストッパー付近でシートベルトとの擦れによって剥げてしまっていました。
このようなダメージは、車内の美観を大きく損ねてしまいます。
レザーリペアの仕上がりの様子はこちら。
施工後はまるで新品のような美しさを取り戻すことができました。
傷の跡は全く見えません。
美しいシートに蘇りました。
最後に 簡易ボディコーティングの仕上がりをご紹介致します。
オーナー様のご要望で、スタンドレベルの簡易的なコーティングを施工させていただきました。
ストーンガードを貼り替えた部分以外は磨いておりませんので、若干のくすみなどは残っていますが、コーティングによって全体的にツルツルとした仕上がりになっています。
簡易ボディコーティングは通常メニューには含まれておりませんが、他のサービスとセットでご用命いただければ、特別に対応させていただいております。
今回の施工を通じて、オーナー様には大変ご満足いただくことができました。
「また友人を紹介します」というお言葉も頂戴し、私どもとしても大変嬉しく思っております。
近年、神戸市内や兵庫県内だけでなく、大阪府、滋賀県、京都府、奈良県、和歌山県など、関西圏内の幅広い地域からご用命をいただくようになりました。
積載車の手配も可能ですので、お気軽にご相談ください。
カーハートは、どこにお住まいのオーナー様にも喜んでいただけるサービスを提供できるよう、これからも技術の研鑽に努めてまいります。
ご用命をありがとうございました。