こんにちは、株式会社 カーハート 神戸店です。
今回は PORSCHE Taycan GTS カーマインレッド の施工実績をご紹介いたします。
施工内容
- カーハートのEXキーパー
- プレミアムパック(ホイールコーティング,ウィンドウ撥水コーティング/全面)
- シリコンワイパーゴム交換
- ストーンガード貼替
- プロテクションフィルム / ヘッドライト
- プロテクションフィルム / ピラー
- プロテクションフィルム / ドアカップ
- プロテクションフィルム / ロッカーパネル
- GTSデカール貼替
リピーターのオーナー様からのご用命でした。
この度もご用命頂きありがとうございます。
カーハートでは911やMacan、Cayenneは公開していないものも合わせますと100台近く施工実績があるのですが、Taycanだけは実は無く今回初めて施工させて頂きました。
施工実績が無いどのようなお車でもカーハートは対応可能です。
施工前の様子をご覧ください。
試乗車として使われていた1台であったこともあり、ボディ全体に傷が目立った状態で、磨きがいのあるボディでした。
タイカンのロッカーパネルは樹脂がメインなのですが、グロスブラックのプレートが入っています。
蹴りやすい位置にあるため、こちらもプロテクションフィルムを施工することになりました。
(樹脂部分はプロテクションフィルムの施工ができない樹脂でした。)
また、タイカン GTSのロッカーパネルにはGTSデカールが貼ってあるのですが、よく見ると片側のGが一部削れておりました。
こちらのデカールはオーナー様に確認したところ、貼り替えてをご希望でしたのでポルシェセンターに問い合わせて新品のデカールに貼り替えました。
ポルシェセンターに確認したところ、実はこのGTSデカールは992 Carrera GTSと部品が共通とのこと。
製造された時期によってデザインが若干異なることがあるため、片側のみ変えると違和感のある仕上がりになる可能性があるため両サイドを貼り替えました。
到着後、確認したところデザインに変更はありませんでした。
ちなみにこのデカールの発注は施工中に急遽決まり、ポルシェセンターへの発注も当日午後に行いました。
届くのが3~5日程度と聞いておりましたが、到着したのが翌日。アマゾンよりも早い配送に驚きました。
施工中の様子をご覧ください。
カーマインレッドの色鮮やかさが蘇るように全体を丁寧に研磨させて頂きました。
カーハートのEXキーパーはこの研磨が重要なポイントです。
キーパーラボでもEXキーパーは施工できますが、基本的に研磨はしません。
しかしながら、今回のように全体が小キズだらけの場合、研磨無しでコーティングするとあまり美しい状態には見えません。
研磨によって新車のように磨かれたボディにし、その上にコーティングを施工することで見違えるような感動する輝きを実現することができます。
このカーマインレッドについて少し調べたので最後に豆知識として披露させていただければと思います。
ホイールは外して表面・裏面・ブレーキキャリパーまでクリーニングとコーティングをさせていただきました。
完成写真をどうぞご覧ください。
あいにくの曇り空でしたがそれでも人目を引く鮮やかなカーマインレッドが輝く仕上がりになりました。
細かなところですが、フロントフェンダーとフロントドアの間のダクトの造形が美しくポルシェらしさを感じます。
ニュースリリースでは「浮遊しているように見え」ると表現されたヘッドライトにもプロテクションフィルムを施工いたしました。
空気が詰まったような立体形状ですが、平面のプロテクションフィルムを施工するのが最も難しいヘッドライトの1つでした。
PORSCHE Taycan・ 911、ABARTH 124 Spider、MINI これらの車種のヘッドライトは特に施工難易度が高いです。
ストーンガードは貼り替え、ロッカーパネルにはプロテクションフィルムを貼り付けました。
施工前後で違和感のない仕上がりです。
研磨とコーティングによってクリーンな輝きを持つ1台へと仕上がりました。
オーナー様にも仕上がりを喜んでいただくことができました。
この美しい情報を定期的な洗車とメンテナンスで長くお楽しみ頂ければと思います。
さて、今回のカーマインレッドについて調べたことを少し披露したいと思います。
このカーマインレッドのカーマインとはコチニールカイガラムシから抽出される天然の赤色染料で、歴史的には高価で貴重な染料として知られていました。
ルーベンスやミケランジェロの絵画にも使われていた色のようです。
ポルシェはこのカーマインをベースとしたカーマインレッドを1987年の911 Gモデルで初めて導入しました。
その後、通常のラインナップから外れていたようですが2012年から復帰したようです。
どの色でも同様の表現ができますが、カーマインレッドは光の当たり具合によって微妙に見え方が変わります。強い日差しの下では非常に鮮やかで明るい赤色に見え、曇りの日や陰影のある場所では深みのある落ち着いた赤色に見えることがあります。
今回のTaycanと以前コーティングを施工させていただいた992のリアを比較するとよくわかりますね。
カーマインレッドが長く人気なのもよくわかります。
ポルシェのボディカラーにはヒストリーがありますので、このように調べることも1つの楽しみです。