今回はポルシェ カイエン(2代目 957型)のマットホワイトをご紹介します。Mercedes-Benz、BMW、Audi、MINI。そして、ポルシェ。この5つのメーカーのお車は神戸でよくお見かけいたします。しかし、よく見慣れているはずなのですが、今回のマットホワイトは初めて見ました。メーカー問わずマットボディ自体が珍しいですが、その中でもマットホワイトは滅多に見かけません。
お客様は名古屋からでした。泊りがけで来られたそうです。遠路はるばるご用命ありがとうございます。
実車はこちらです。遠くから見てわかるとおり水滴の黒いラインが見えます。マットボディというと綺麗な新車でのコーティングの施工実績は多いかもしれませんが、時間が経った経年車時での施工実績は珍しいかもしれません。凹凸のあるボディの上に均一にムラなくコーティングを塗るのも難しいですが、マットボディに付着した強固なシミを取り除くのはさらに難しいことです。
このように寄って見てみると...
本来は白いマットボディが...。
黒ずみが涙のようになってしまっています。お客様は定期的に洗車されていたそうですが、手強いのが雨に含まれる汚れ。徐々に蓄積されるとこのように黒いライン汚れとなってでてきてしまいます。
リアもこのように。
雨が垂れてドアハンドル内部も残念なことになっていました。
今回はこの汚れをとって綺麗にしたいと思い、遠方からご依頼くださったようです。CARHEARTはこれまでにもマットボディのお車への施工経験がございます。どうぞお任せください。
マットボディなのでとある汚れ取りツールと研磨を組み合わせて、下地処理を行いました。(※企業秘密です)
作業が進むと...このように!!
いかがでしょう?左側の白くなったところと右側の汚れていたところのラインがややはっきりと見えます。
なかなか手強い汚れでしたが、スタッフのテクニックによって綺麗にできました。
もちろん研磨で綺麗にできるところは、丁寧に養生して研磨で綺麗にしました。
綺麗になったあとはGENESISガラスコーティング。硬さは標準レベルですがその分マットボディやプロテクションフィルムにも施工できる万能コーティングです。高い防汚性能を誇り、あらゆる汚れがつきにくくなり洗車がとても楽になります。
リアバンパーもツヤツヤです。それでは、完成写真をご覧ください。
薄黒いラインが何本も走っていたボンネットが滑らかな白さを取り戻しました。
ドアハンドルも同じく、真っ白になりました。
涙の黒ずみラインもこのように...
お客様からすると見えにくいルーフも、しっかり綺麗に仕上げております。
よく白さを表すのに雪のような白さと表現しますが、マットホワイトの質感は雪の白さそのものかもしれません。
眩い白さを取り戻すことができ、お客様にご満足いただきました。美しさを創り出せたと思います。汚れるたびに持ってきて頂かなくてもいいように、通常のメンテナンスキットに加えマットボディ専用のメンテナンスキットもお渡しいたしました。
今回のご依頼でマットボディに対する新たな知見も得ることができました。はるばる遠方からのご用命、誠にありがとうございました。