「頑な」という言葉が最もふさわしい自動車と言えば、間違いなくそれはポルシェである。
- ポルシェの魅力。PORSCHE classics (オクタン日本版 特別編集)
ある雑誌のポルシェ特集号は上に引用した言葉で始まっています。
製造した911の70%以上が現役で走行し、2020年は過去最高の売上を記録し人気の高まるポルシェですが、過去を振り返ると順風満帆ではなく存続の危機に立たされるなど問題を抱えていた時代もありました。
しかし、そういった問題がある中でも「頑な」に美しい車を作り続けてきたことが魅力となり、世界中で愛されるメーカーまで登りつめることができたのは言うまでもありません。結果として今も昔もポルシェを求める人は大勢おられます。
そんなポルシェに乗り続けるオーナー、またこれから初めてポルシェのオーナーになろうとしている方が共通して考えられる1つのポイントが「どのようにすればポルシェをキレイに乗り続けられるだろうか?」という点です。
キレイに乗り続るため、雨の日は乗らないようにしたり、保管場所に気をつけたり、洗車道具を買い揃えられる方もおられます。
ですが、多くの方はキレイに乗り続けるための方法の1つとして「コーティング」を検討されます。
しかし、コーティングといえど方法はたくさんあり迷います。
自分でコーティングする方法もあれば、ガソリンスタンドでコーティングする方法、ディーラーでもコーティングのオプションがあり、コーティング専門店もあり迷われるのも無理はありません。
多くの方はディーラーか専門店に依頼するかで迷われる方が多いようです。
この記事ではそんな迷われる方のためにディーラーと専門店のコーティングについて取り上げ、それぞれのメリット・デメリットをご紹介致します。
この記事はこれまで現行型の992から30年前に製造された930までの幅広いコーティングの実績がある神戸のコーティング専門店カーハートがお届け致します。
ディーラーのコーティングのメリット・デメリット
ディーラーのコーティングのメリット
- 新車納車前や車検時などにコーティングできる
- コーティングが値引き対象か、または無料オプションとして含まれる
- ローンの中にコーティング費用をまとめることができる
ディーラーのコーティングのデメリット
- どのように施工されているか分からない
- 下地処理が簡易的に済まされ仕上がりがよくない
- 施工性を重視し耐久性の低いコーティングが使われていることがある
- レベルの低い下地処理、耐久性の低いコーティングによってコーティング効果がすぐに落ちてしまう
- 外注に専門店に依頼していても、専門店に直接依頼するよりも高い
ディーラーのコーティングのメリット・デメリットのまとめ
ディーラーのコーティングのメリットは利便性や費用の面で優れています。
しかしながら、ディーラーのコーティングは大抵の場合クオリティが低いです。なぜならコーティングはあくまでオプションであり、品質は重視されていないからです。
また専門店に下請けに出し高品質なコーティングが施工されていても、中間マージン(仲介手数料)が入ってくるため料金が専門店に直接依頼するよりも高額になります。
専門店のコーティングのメリット・デメリット
専門店のコーティングのメリット
- どのように施工されているかがわかる
- 下地処理に時間がかけられておりクオリティの高い仕上がりが期待できる
- 耐久性や予算に応じてコーティングを選ぶことができる
- ディーラーで出す料金よりも安く高品質のコーティングが施工できる場合がある
専門店のコーティングのデメリット
- コーティング専門店がたくさんありどの業者を選んだら良いのかがわからない
- 専門店まで自分で持っていかないといけない
- ディーラーコーティングよりも施工費が高くなることがある
専門店のコーティングのメリット・デメリットのまとめ
専門店のコーティングは品質が高いことがメリットです。長くキレイに乗り続けたいと考える方にオススメです。またディーラーやオーナー様よりも車をじっくり見ますので、塗装の不備や傷の場所をオーナー様・ディーラーに次ぐ第三者の視点で伝えてくれることもあります。
専門店のコーティングのデメリットの中で最も大きなものに選びにくさがあります。どの業者も自分のコーティングの腕が高いことを宣伝しており、コーティングの性能の比較も一概には言えないからです。専門店まで自分で持っていかないといけないデメリットもありますが、ディーラーの中には納車前にオーナー様が指定する業者に車を陸送するサービスを行っているところもあるのでそのサービスを活用することもできます。
まとめ
利便性や費用の面でのメリットを追求するならば、ディーラーのコーティングがオススメです。
長くキレイに乗り続けたいと考えるならばコーティング専門店のコーティングがオススメです。
では、長くキレイに乗り続けたいと考え専門店に依頼する場合、どのようなポイントを基準に考えれば良いのでしょうか?
専門店でコーティングをする場合の基準とは?
専門店でコーティングする場合の基準は様々にありますが、いくつかに絞ると以下のポイントになります。
- 施工環境
- 施工者
- 施工実績
- リピーターの有無
- アフターフォロー
1.施工環境
コーティングは場所を問わずしようと思えば、できます。しかし、高品質のコーティングは場所を問います。
吹きさらしの風や雨を避けるものが何も無いところと、密閉された空間ではどちらの方がホコリやゴミが飛んでこないでしょうか?
もちろん密閉された空間です。
温度が管理しやすいのはどちらでしょうか?
もちろん密閉された空間です。
高品質なコーティングには研磨を含む下地処理と、温度や湿度をしっかりと管理された元でのコーティングが必要不可欠です。
吹きさらしのところで洗車してもまたホコリが飛んできて汚れてしまいます。そのホコリがある状態で車を磨くならば、凹凸のないキレイな塗装にするどころか傷だらけの塗装にしてしまいます。
温度や湿度もしっかりと管理せずに施工するならば品質の安定しないコーティングになります。
また照明設備も重要な要素になります。
必要な照明は備わっていなければ、塗装の状態を正確に把握することはできません。ムラがあるのか無いのかの判断も容易ではありません。
高品質なコーティングには密閉された空間と照明設備が必須です。
2.施工者
コーティングは誰でも施工しようと思えばできます。
しかし、高品質のコーティングは誰でも施工できるものではありません。
なにかの講習を受けたり、認定を受けてすぐに一人前のコーティング施工者になれるわけではありません。
知識だけでは一人前にはなれません。
コーティングは職人技です。何百台、何千台とコーティングを施工し経験を積むことで、熟練の職人になれます。
熟練の職人がいるお店なのか判断するには実際に依頼しないとわからないのでしょうか?
確かにそうです。しかし、次の施工実績とリピーターの有無によっても判断できます。
3.施工実績
施工実績はその会社を知る大きなポイントの1つです。
そのお店にはどんな車が入ってきているでしょうか?
一部の車種に偏っているでしょうか?それとも国産車や輸入車、新車、旧車問わず入ってきているでしょうか?
施工実績の作業の様子はいかがでしょう。
丁寧にやっているように見えるか、適当にやっているように見えるかどちらでしょうか?
熟練の職人がいる専門店には様々な車が入ってきますので、施工実績が自然と多種多様な車であふれるようになります。
実際の作業の様子もある程度知ることができます。
4.リピーターの有無
もしも優れたコーティング専門店を見つけたらどうしますか?
他の車もお願いしたり、車を買ったら必ずその専門店に依頼したり、友人や知人に勧めるようになるのではないでしょうか?
熟練の職人がいる優れたコーティング専門店には新規のお客様だけでなく、リピーターのお客様、紹介されたお客様などからも依頼が入ります。
信頼されていなければそういった依頼は入ってきません。
このようにして施工実績やリピーターの有無を調べることで熟練の職人がいる店を見分けることができます。
5.アフターフォロー
コーティングは一度施工すればずっと効果が長持ちする魔法のようなものではありません。
定期的な洗車やメンテナンスが必要になります。
その洗車をサポートしたり、コーティングメンテナンスはメニューの中に存在するでしょうか?
また、何か困った時にサポートしてくれる窓口はあるでしょうか?
優れたコーティング専門店はアフターフォローも充実しています。
利益重視の専門店に出すと後悔することがあります
高品質なコーティングはその料金が高額な分、かける手間暇や工程が多いです。
しかしながら、料金が高いものの手間暇かけずに施工する専門店もあるのが事実です。
そういった専門店に依頼すると、コーティングのムラが放置されて固まっていたり、磨き傷が残っていたり仕上がりが悪く、細かなところにコンパウンドや汚れが残っていたり、ゴムのパーツが削られたりすることがあります。
せっかくキレイにしようと思いお金をかけたのに残念な仕上がりになってしまい後悔する方もおられます。
ですので、先ほど取り上げた5つのポイントを抑えているか前もって確認するのは重要なことです。
優れたコーティング専門店のポイント
- 施工環境
- 施工者
- 施工実績
- リピーターの有無
- アフターフォロー
カーハートはこのように施工します
カーハートは熟練の職人が多数在籍するコーティング専門店です。
研磨前にはエンブレム周り・ドア周りを逃すこと無く洗車を行います。
研磨は磨き傷を残さないことはもちろん、エンジンフードの細かなところまで磨き上げ仕上げます。
コーティングも高品質のものを採用し細かなところを逃すこと無くコーティングいたします。
コーティングは最新のポルシェからクラシックポルシェまで施工可能です。
状態に応じて優れたコーティングをお選び頂けます。
部分的なコーティングやプロテクションフィルムなども施工可能

Carreraデカールを貼付施工した74カレラ RS
カーハートではボディのコーティングだけでなく、ホイールコーティング、ウィンド撥水コーティング、レザーコーティング、幌コーティング、プロテクションフィルム、カーフィルム、ストーンガード貼替え、サイドデカール施工、鈑金塗装まで幅広いサービスを一度のご入庫で幅広く施工できます。
施工はボクスター、ケイマン、パナメーラ、マカン、カイエン、タイカン全ての車種に可能です。
Q&A
Q.新車であってもコーティングする必要がありますか?
はい、新車であってもコーティングされることをオススメしております。特にポルシェは輸入車で本国から到着するまで長距離のため、汚れや傷が入ることが多いです。納車時ある程度キレイであっても、コーティングすることで納車時以上の美しさを実現できます。
また、コーティングは一時的な美しさではなく洗車やメンテナンスを定期的に行うことで、その美しさを長く保たせることができます。
Q.洗車はどの程度行うほうが良いですか?
洗車は可能であれば2週間に1度か汚れが目立ってきてからをオススメしております。最低でも月に1度は洗車することを勧めております。