こんにちは、株式会社 カーハートです。
今回はTOYOTA GR Supra プロミネンスレッドの施工実績をご紹介いたします。
施工内容
- KUBEBOND DIAMOND9H ナノセラミックコーティング
- プレミアムパック(ホイールコーティング、ウィンドウ撥水コーティング/全面)
- レザーコーティング / 運転席
- ナビフィルム施工
ご新規のオーナー様よりご用命いただきました。
ご用命ありがとうございます。
GR SupraはトヨタとBMWの共同開発によって誕生したFRスポーツです。
ロングノーズ、ショートデッキのシルエットに、ワイドなフェンダーと低い車高。
近年のトヨタ車の中でも、趣味性の強い1台です。
今回のスープラはプロミネンスレッド。
スープラの造形に燃えるような赤い色が乗ると、ボディの張り出しや面のうねりがかなりはっきり見えます。特にリアフェンダーからテールにかけてのラインは、光が当たると立体感が強く出る部分です。
その反面、赤い塗装は洗車傷やくすみも目に入りやすく、下地の状態が仕上がりにそのまま出やすい色でもあります。
今回の施工でも丁寧な下地処理から始まりました。
コーティングは塗装の上に施工するものですが、塗装面に曇りや細かな傷が残ったままでは、本来の艶や発色は出ません。
特にプロミネンスレッドのような鮮やかな色は、表面が少し曇るだけで赤の深みが弱く見えてしまいます。
特に今回のスープラはメーカーはトヨタでありながら、BMW Z4と同じオーストリアの工場で作られているためか、トヨタの車にしては塗装の品質があまりよくありませんでした。
オーナー様に塗装が原因でコーティングのムラが発生する可能性はお伝えしましたが、結局コーティングのための専用ブースでないと見えないレベルのものでしたので良かったです。
研磨ではただ強く磨けば良いわけではありません。
傷やくすみを追いすぎれば塗装に負担がかかりますし、遠慮しすぎると赤の発色がはっきりと現れません。
どこまで磨くかどこで止めるかを見ながら、塗装本来の色が輝くように作業を進めています。
研磨後はプロミネンスレッドの鮮やかさがより素直に現れました。
ボンネットの映り込みが整い、赤の中にある透明感と立体感がはっきりしてきます。
こうした変化の主役はコーティングではなく、下地処理です。
コーティングはその仕上げた塗装面を保護し、日常の洗車や維持をしやすくするためのものです。
KUBEBOND DIAMOND9Hの施工では、通常の洗車・研磨・脱脂だけで塗布工程に入るわけではありません。
塗装面を研磨で仕上げたあとDIAMOND9Hを施工する前に、車体全体へセラミックフィルムの薄い層を形成するプライマーを塗り込みます。
これはコーティング剤をただ塗装面に乗せるのではなく、塗装との密着性を高めるための大切な下地処理です。
この工程を挟むことでKUBEBOND DIAMOND9Hの被膜や艶、保護性能をより安定して引き出しやすくなります。
見た目には分かりにくい作業ですが、仕上がりの質を左右する重要な工程です。
KUBEBOND DIAMOND9Hはただ塗り広げればよいコーティングではありません。
塗装面との結合が比較的早く進むため、塗布量、拭き取りのタイミング、気温や湿度、パネルごとの作業範囲を見ながら進める必要があります。施工が遅すぎるとムラにつながり、逆に急ぎすぎると塗り込みや拭き取りが甘くなります。
ここは材料の性能だけでなく、施工者の経験がそのまま出る工程です。
今回のGR Supraのようにプロミネンスレッドの発色がはっきりした塗装では、コーティングの拭き残しやムラがあると光の当たり方で違和感が出やすくなります。
そのため、一度に広い範囲を無理に進めるのではなく、パネルごとに状態を確認しながら、均一な皮膜になるよう丁寧に施工しました。
またKUBEBOND DIAMOND9Hは硬化後の修正が簡単なコーティングではありません。施工中の確認が非常に重要になります。塗った直後だけでなく、拭き上げ後の光の通り方、映り込み、パネルの端部まで確認し、ムラや拭き残しがないかを見ながら仕上げていきます。
コーティング施工というと、最後に液剤を塗る工程だけが注目されがちですが、実際にはその前の研磨、脱脂、塗布、拭き取り、確認までが一つの流れです。
どこかひとつが雑になると、仕上がり全体に影響します。
現在、カーハートではコーティングラインナップの見直しを予定しております。
今後はセラミックコーティングを新たに追加し、より高性能でオーナー様の保管環境や、求める仕上がりに合わせて、より幅広くご提案できるようにしていく予定です。
KUBEBOND DIAMOND9Hは今後は上位グレードのKUBEBOND IONのみになります。
プレミアムパックではホイールコーティングと全面のウィンドウ撥水コーティングを施工しています。
GR Supraはブラックホイールと赤いブレーキキャリパーの組み合わせが足元の印象を強くしています。
ホイールは走行すれば必ずブレーキダストや道路汚れが付く部分です。
コーティングを施工しておくことで、汚れがまったく付かなくなるわけではありませんが、日常の洗車で落としやすい状態にできます。
ウィンドウ撥水コーティングは、雨天時の視界確保や洗車時の水切れに役立つ施工です。ボディだけでなく、ガラスやホイールまで含めて施工しておくことで、車全体をきれいに維持しやすくなります。
完成写真をどうぞご覧ください。
施工後はプロミネンスレッドの鮮やかさがより前に出ました。
ボンネットやフェンダーに光が入った時の反射がすっきり通り、ボディサイドのうねるようなラインもはっきり見えるようになっています。
GR Supraは面の抑揚が強い車ですので、塗装面が曇っていると、その造形の良さが少しぼやけてしまいます。研磨によって表面のくすみを取り、赤の発色をきちんと引き出すことで、スープラらしい低く構えた力強さがより伝わる仕上がりになりました。
今回のプロミネンスレッドは、GR Supraのキャラクターをかなり素直に表す色だと思います。
いわゆる深みや陰影で見せる高級感寄りの赤というより、明るく、鮮やかで、スポーツカーらしい直球の赤です。名前に使われている「Prominence」は、太陽の表面から立ち上がる炎のような現象を指す言葉でもあります。そう考えると、この色の持つ強い発色や、光を受けた時の勢いのある見え方にも納得できます。
トヨタの他の赤色のエモーショナルレッドのように多層構造で奥行きや透明感を見せる赤とは違い、プロミネンスレッドはもっとストレートです。
メタリックやパールの粒子感で複雑に見せるというより、塗装面そのものの平滑さ、艶、映り込みの通り方がそのまま仕上がりに出ます。
そのため研磨を含む下地処理の差が非常に分かりやすい色でもあります。
KUBEBOND DIAMOND9Hを施工したことでプロミネンスレッドの艶にもう一段厚みが加わった印象です。
ただし、この仕上がりはコーティングだけで作れるものではありません。
ソリッド系の明るい赤は下地が粗いと艶が散って見えますし、磨きすぎても塗装に余計な負担がかかります。必要な傷や曇りを取りながら、赤らしい彩度を輝かせる。そのバランスが大切です。
プロミネンスレッドは分かりやすく派手で、GR Supraのスポーツカーらしさにとてもよく合う色です。
今回のように下地処理とセラミックコーティングをきちんと組み合わせることで、ただ赤いだけではなく、面の張りや艶の深さまで感じられる仕上がりになります。
まさに、磨きとコーティングの差が出やすいカラーでした。
内装では運転席にレザーコーティングを施工しています。
特にシートのサイドサポートは、乗り降りの際に身体や衣類が擦れやすい部分です。
レザーコーティングは革の風合いをそのままに、汚れや擦れに対してお手入れしやすい状態を作るための施工です。
ナビフィルムも施工いたしました。
ナビ画面やディスプレイまわりは、指紋や拭き傷が入りやすい部分です。
今回のようにコーティングをご用命頂いた場合、ナビフィルムをお持ち込みいただければ、カーハートでは無料で貼り付けを行っています。専用品をご用意いただく形でも問題ありませんし、適合する商品がない場合は、プロテクションフィルムを使用して有料で施工することも可能です。

今回の施工はGR Supraのプロミネンスレッドという鮮やかな塗装を、よりきれいに見せながら、維持しやすい状態にするための内容でした。
コーティング選びで重要なのは、コーティングの名前だけで仕上がりを考えないことです。
塗装の状態を見て必要な下地処理を行い、ボディ、ホイール、ガラス、内装まで用途に合わせて施工する。
そうすることで、乗るたびに気持ちの良い状態を保ちやすくなります。
GR Supraはすでに生産終了しているため、今後さらに大切に乗りたいと考えるオーナー様も増えていくと思います。新車、経年車、マット塗装車を問わず、スープラの美観維持をご検討中の方はぜひカーハートにご相談ください。
A91 Final Editionのようなマット塗装車についても、カーハートではコーティングやプロテクションフィルム施工の対応が可能です。マット塗装は通常の艶あり塗装とは管理方法が異なり、磨いて傷を消すことが基本的にできません。そのため、納車直後からの保護がより大切になります。
マット塗装のGR Supraをご検討中のオーナー様も、ぜひご相談ください。
ご用命ありがとうございました。











































