こんにちは、株式会社カーハートです。
今回は Lamborghini Murciélago LP650-4 Roadster の施工実績をご紹介致します。
2009年に50台で発売された限定車で、日本では今回のお車を含め4台のみが生息している大変貴重なお車です。
専用色グリジオ・テレスト(GRIGIO TELESTO)にオレンジがアクセントに入っており、LP640-4よりも10ps最高出力が向上しているのが特徴です。
施工内容
- KUBEBOND DIAMOND9H ナノセラミックコーティング 2+1層
- ホイールコーティング
- 酸化チタンコーティング キャンペーン施工
上記2点をご用命頂きました。
別に2台同時にご用命頂いたオーナー様からでした。
多数のご用命誠にありがとうございます。
ちなみにスパイダーではなくロードスターなので、基本的にルーフ無しで走るお車です。
ルーフの無いお車はカーハート初のご入庫でした。
オーナー様に伺ったところ、月に1回乗ることがあるかないかの使用頻度で雨の日は乗らないとのことでした。
7年ほど所有されているそうですがワイパーは1回使ったことがあるかないかぐらいだそうです。
趣味のお車であることがよくわかります。
施工前の状態をご覧ください。
雨の日は乗らないということでしたので、水アカはほとんどありませんでした。
しかしながら洗車のたびについたであろう傷が蓄積されており全体的にギラギラしておりました。
また、以前のオーナー様が施工されたのかこぶし大ほどのサイズのコーティングのムラが2箇所ほどございました。
このムラが結構しつこく除去するのに時間がかかりました。
施工中の様子をご覧ください。
粘土やケミカルを使いこびりついた汚れをしっかりと落としていきます。
ムルシエラゴやアヴェンタドールといったスーパーカーはディテールが複雑なことが多く汚れを落とすのも一苦労です。
汚れを落としマスキングで養生したあとは研磨です。
通常の塗装は鉄板に塗装が乗っているのですが、今回のムルシエラゴは違います。
カーボンに塗装が乗っており、通常の塗装同様に磨くと塗装が無くなってしまうので時間をかけて磨く必要があります。
また製造から8年ほど経過しているので塗装が比較的弱いことに加え、研磨では落とすのが難しい長年の使用に伴う傷もあり、時間と神経を使う研磨作業になりました。
研磨後は洗車して脱脂・プライマーを施工してKUBEBOND DIAMOND9Hの塗りに入りました。
ムラが起こると修正が非常に難しいKUBEBOND DIAMOND9Hを、4人で外装ボディ全体に慎重に施工させて頂きました。
研磨が非常に難しい塗装、塗布が非常に難しいKUBEBOND DIAMOND9Hと高難度の作業が連続した施工となりました。
それでは完成写真をどうぞご覧ください。
ランボルギーニにならではの非常にシャープなラインが際立つ美しい仕上がりになりました。
艶のあるオレンジとグレーの色合いが非常に美しいです。
落とせなかった深い傷はあったものの可能な限り研磨で傷を落とすことができました。
オーナー様には「たくさんあった傷が消えてキレイになった」と喜んで頂くことができ、良かったです。
引き続きメンテナンス等でサポートさせていただければと思います。
ご用命ありがとうございました。